知られていない!カラダの動き、個体差を生かす暗黙のコツ

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今日は、このプログラムの打ち合わせの合間に、

ゴルフの打ちっ放しに行ってきました。

ほぼゴルフは初体験。

 

カラダの動き、個体差に合わせ

指導ができる、プログラム関係者に教わりました。

 

最初は、クラブを持たずに

カラダの使い方、腕の振り方を感じること

からスタートしました。

 

球を当てに行くとか、球を前に飛ばすことよりも

フォームを整えて、無駄な力を入れずに

腰の回転を生かしてクラブを振ることができるように

という練習をしました。

 

今日はこの練習から思い出したことと

カラダの個体差を生かすためのお話です。

 

 

 

 

短い時間で上達するには、カラダの個体差を加味した指導が重要!

 

この指導を受けていて、

同じことをやる場合、基本のやり方はあるけれど

カラダの個体差を加味した指導は重要ということを

思い出していました。

 

私は、体操競技の選手でした。

体操競技というのは、

宙返りしたり、ひねったり、後ろに回転したりと

日常の動きの延長にはない動作が多い競技です。

 

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まぁ、こんな感じです。

 基礎的な、誰もができる技の完成度を高められなかった真相とは?

 

ふと、思い出したことがありました。

それは、競技選手時代にどうやってもやりにくい

基礎的な技があったこと。

それを私が他の人と同じようにできない理由は明確。

けれど、そのことを言葉でうまく伝えられずに

基礎的な技であっても、完成度が高められなかったこと。

 

それは、この動画の「振り上げ倒立」という

男子の鉄棒や女子の段違い平行棒で行われる

技と認識されないような基礎的なものです。

まずは動画を。

 

www.youtube.com

 

多くの選手達、そして、私のチームメイトも

こんな風にできていました。

 

 

ほぼ一般的な選手、チームメイトは

この動画のお子さんと同じように

腕がほぼ伸びた状態で振り上げ倒立ができる。

 

手首に基点を起き、足を振り上げると

振り子のように倒立しやすい。

 

ところが、私は当時から腕が人一倍長く、

同じように股関節部(下腹部)で鉄棒に上がり、

鉄棒を持った時に、肘が直角に曲がるほど長かった。

加えて、上半身(胴体・座高)が短いこともあって

他の選手とは鉄棒に上がった時の腕の状態が

全く異なっていた。

私は肘が90度直角に曲がっているので

腕の使い方が他の選手とは異なっていた。

 

けれど、そのカラダの個体差、腕の状態に触れて

コツを教えてもらえることはなかった。

 

 

そのため、いつも同じことを言われるのですが、

言われた通りにできない苛立ちを感じていました。

 

 

こんなふうに、個体差が明確にわかることって

珍しいのかもしれません。

 

 

早く投げて、コントロールも良くなる投げ方も個体差がある!

 

早く投げて、コントロールも良くなる投げ方。

ここにもコツはありますよね。

けれど、個体差を加味しなければ、

十把一からげでは無理なのです。

 

実は、昨今

体幹を鍛える」

というフレーズが言われます。

 

体幹を鍛えることはとても重要なのですが、

それだけでは不十分だったりします。

 

体幹はカラダの重心部。

けれども、厳密にいうと「体幹」という場所が

カラダにあるわけではない。

そして、体幹という

カラダの重心となる軸が立つことは重要ですが、

軸が立つことと同じくらい

カラダの必要な部分は柔らかく、しなやかに

動かせることが大切になってきます。

 

あの常勝チームが強くなった理由は体幹+α

 

ここ数年、破竹の勢いで強くなった

青山学院大学陸上部。

箱根駅伝での激走は、多くの方の記憶に残ります。

彼らは、重心となる体幹を鍛えた。

 

けれど、その前に肩甲骨をめちゃくちゃほぐした。

肩甲骨が取れてしまうのではないかというほど

周辺を柔らかくストレッチしています。

 

その上で重心となる体幹を鍛えている。

だから、彼らの走りは疲れ知らずの速さを発揮できた。

 

そこにもちろん個体差、

レースポジションによる鍛え方の違いを

加味するとあれだけの強さに繋がるんですね。

 

ちなみに肩甲骨をほぐさずに体幹だけ鍛えるとどうなるか?

 

体幹がぶれずに重心をしっかり乗せた走りをできる。

肩甲骨あたりが硬いと、下半身と上半身を繋ぐ

体幹から上が全体的に硬くなる。

腕の振りが腕で振り上げることになるので

走りの加速に活かせないし、腕を力で振り上げることになり、

エネルギーがそちらにも使われ分散される。

 

 

多くのスポーツ選手が知らない、短期間、個体差を加味して強くなる●の調整

 

ちなみに、カラダの中心に

体幹」という部分があるわけではありません。

重心となる周辺の筋肉を鍛えることによって

ドーナッツとドーナッツの穴=体幹

というイメージです。

 

ですが、人間の体にはそのドーナッツの穴の真ん中に

骨が通っています。

 

イチローも語る!必要以上の筋トレはいらない!?

私たちのプログラムでは、

スポーツの特性、個体差(体質、体格)に合わせて

必要以上の筋肉はつけなくていいと考えています。

筋トレをしなくていいということではなく、

必要な筋肉のつけ方を知って、実行してください。

 

ちなみに、イチロー選手はカラダの使い方について

こんなふうに語っています。

トラとかライオンは筋トレしない。

自分の持って生まれたカラダのバランスを生かす。

 

www.youtube.com

 

イチロー選手は必要以上の筋トレをしません。

一時期はかなり筋トレをしていたけれど、

プレイをし続けるうちに、自分のカラダの状態に気づき、

必要以上に筋トレをしなくなったと動画内でも語っています。

(見てみてください)

 

 

私たちのプログラムの大きな特性は

筋肉と合わせて「骨の動き」を整えることです。

スポーツ選手の多くは、「筋肉」を鍛えますが

骨には着目していません。

 

先ほどの体幹と肩甲骨の関係の話からもわかるように

ただ体幹を鍛えるよりも、肩甲骨周辺をほぐすことによって

より無駄のない、動かし方となる。

結果、走りに必要なエネルギーを必要な使い方ができる。

さらに、筋肉よりもカラダの中心にある

骨を整えることによって、

カラダの使い方、動かし方、エネルギーの使い方が

格段に変わるという調整をしていきます。

 

 

この辺りは、また、お伝えしていきますね。 

 

 

 

どんなプログラムか興味のある選手の方、

個別相談は無料ですのでお問い合わせくださいね。

 

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