清原和博さんのセカンドチャンスは文化を変える。

 

こんばんは。

スポーツキャリア・コンダクター

善福克枝です。

 

今日は大宮で、インターネット番組

セレンディピTV』のMCを務めてきました。

第2、4金曜日の昼間に生放送しています。

 

大宮アルディージャ・アンバサダーに遭遇!

 

番組を終えて、大宮駅に向かう途中、

大宮アルディージャ・アンバサダーの

塚本泰史さんにばったりお会いしました。

 

 

 

 

塚本泰史さんのプロサッカー選手としての苦渋の決断とは?

塚本さんは、サッカー選手として

これからという時に骨肉腫が発覚。

人工関節を入れるという難しい手術を終え、

現在は、再びサッカーができるようにと

過酷なトレーニングをしながら、

毎年、スポーツチャレンジを行なっています。

 

 

塚本泰史さんがチャレンジし続けるのは、サッカーを再びやりたいから

2012年、東京マラソン完走。

2013年、富士山を0合目から登頂。

2014年、さいたま市から仙台市まで341kmを自転車で走破。

2015年、総距離51.5kmのトライアスロンに挑戦

2016年、NACK5スタジアム大宮から佐賀県小城市まで1200kmを自転車で走破。

 

今夏は、富士登山をすると話してました。

 

 

塚本さんがサッカー選手として

一旦終止符を打ったのは、20代の時です。 

塚本さんのように、プロ選手として

思いっきりサッカーに専念できるって

思った矢先の終止符というのは

想像だにできない思いだったに違いありません。

 

スポーツにおける挫折や失敗について

 

そして、一方で清原和博さんに関連した

昨年の出来事は本当に衝撃的でした。

はたから見ると、プロになる前からヒーローで、

プロ入りしてすぐにスター選手。

名声も、富も得た多くの人が憧れる

スポーツ選手としての成功です。

 

ところが、ここにも想像だにできない思いがあったのです。

 

スター選手として、成功の道を辿ってきたと

思われていた清原和博さんが

世間を驚かせるような人生での失敗をしてしまいました。 

みなさん、ご存知のように昨年の事件です。

 

 

清原和博」に生まれたこと、

「野球」をやったこと、

全てに後悔をしたというような話を

していたこともありました。

 

 

本当に、それでいいのでしょうか?

そう思わせているのは、何でしょうか?

 

 

それは、日本の文化が大きいと思います。

 

ダルビッシュ選手や丸山茂樹さん。

彼らは、「セカンドチャンス」という言葉を使います。

 

 

 

セカンドチャンスとは何か? 

セカンドチャンスとは、スポーツ選手が

ケガやスランプ。

例えば、今回の清原さんのような薬物。

こうした社会的に問題を起こしてしまった時も含め、

大きな挫折をしてしまった時。

失敗をしてしまった時。

 

海外では、その挫折や失敗から立ち直ろうとする人に対して

優しくもあり、乗り越えたことをしっかりと認めてくれたりもします。

 

ameblo.jp

 

 

日本ではどうでしょう?

 

セカンドチャンスを応援するスタンスをとる雑誌

Sports Graphic Numberでは、

清原和博さんのセカンドチャンスを応援するスタンスで 

6月下旬には、特集「告白」を、

7月より連載コラム「告白」がスタートしました。

 

number.bunshun.jp

 

Sports Graphic Numberのフェイスブックページでは、

賛否両論のコメントが書かれています。

もちろん、色々な考え方、コメントが書かれて当然なんです。

 

けれど、こうした間違ったことをしてしまった人に対して、

あるいは、挫折や失敗から立ち直ろうとする人に対して、

日本の文化は、排他的な傾向にあるなぁと思います。

 

失敗から立ち直るチャンスを受け入れる度量を育む

けれど、失敗をしてしまった人には

立ち直るチャンスがあってしかるべきです。

それを温かく受け入れ、そのチャンスを活かし、

立ち直ることができたら、認める文化でありたいですね。

 

日本を代表するスポーツ雑誌である

Sports Graphic Numberには、

「スポーツを伝える」という立ち位置のメディアとして、

セカンドチャンスを応援する意志が僕らにはあるんだ」

という明確な意志を伝えてくれているような気がします。

 

あなたがスポーツ選手として活躍すること、

スポーツを引退してから、その後のキャリアを

どのような思い、あり方で再構築していくのか?

 

そういうことを考える上でNumberには

本質的なヒントがたくさん詰まっています。

 

number.bunshun.jp

 

字面で読むのではなく、作り手の思いを感じながら

ぜひ、手にとってほしいと思います。